AGAクリニック初診当日の流れ

AGA(男性型脱毛症)治療を決意し、初めてクリニックを訪れる日は、期待と不安が入り混じることでしょう。初診当日の具体的な流れを事前に知っておくことで、少しでも安心して臨めるはずです。まずクリニックに到着したら、受付で名前を告げ、予約している旨を伝えます。保険証や身分証明書の提示を求められることがあるので、準備しておきましょう。受付が済むと、待合室で問診票を渡されます。この問診票には、いつから薄毛が気になり始めたか、どのような症状があるか、家族に薄毛の人はいるか、現在服用中の薬はあるか、アレルギーの有無、生活習慣(食事、睡眠、喫煙など)、そして治療に対する希望や不安な点などを記入します。この情報は、医師が正確な診断を下し、適切な治療方針を立てるための重要な手がかりとなるため、できるだけ詳しく、正直に記入しましょう。書き終えたら受付に提出し、順番が来るまで待合室で待ちます。名前が呼ばれたら診察室に入り、いよいよ医師による診察が始まります。まずは問診票の内容に基づいて、医師からさらに詳しい質問があります。その後、頭皮や毛髪の状態を直接目で見て確認する視診が行われます。薄毛の範囲やパターン、髪の毛の太さや密度、頭皮の色や炎症の有無などがチェックされます。より詳細な状態を把握するために、マイクロスコープ(ダーモスコープ)を使って頭皮や毛穴を拡大して観察することも一般的です。これにより、肉眼では見えにくい毛髪のミニチュア化(うぶ毛化)の進行度合いなどを確認できます。一通りの診察が終わると、医師から診断結果が伝えられます。AGAであるかどうか、進行度はどの程度か、といった説明があります。そして、もしAGAであれば、具体的な治療法(内服薬、外用薬、注入治療など)、それぞれの治療法の効果、副作用、費用、治療期間の目安などについて、詳しい説明があります。患者さんからの質問にも丁寧に答えてくれるはずなので、疑問や不安な点は遠慮なく聞きましょう。説明に納得し、治療を開始する意思があれば、同意書にサインし、治療薬が処方され、次回の予約を取って終了となります。これが初診当日の一般的な流れです。